ミカド劇場でストリップショーを見てきたわよ

初めてここを訪れた方も、常連さんのあなたもごきげんよう。異国の地にてハプニング続きの生活を惜しげもなく晒している、

なんしーよ

今日は念願の劇場へついに足を踏み入れたってお話

ここは池袋にあるミカド劇場

一蘭好きなら何度も通ったことがあるこの少しいかがわしい裏通り。居酒屋からラーメン屋、パチンコ屋に風俗店…駅横のビッグカメラの真裏にはこんな世界が広がってるわ

その通りで一際異彩を放つのがこの

ミカド劇場

そう、ストリップ劇場よ

1967年(昭和42年)に開館

看板からして、昭和を一発で思い出させるフォントや色味…一度見たら忘れられないわ

今回は長年の好奇心の答えを求め、かねてより気になっていたこのミカド劇場へ足を運ぶという、まさに究極の社会勉強に挑んできたわ

それをここにレポートさせていただくわね

梅雨に入る前のある晴れた平日の11時前、私はたまに夜遊びに出かける女友達とミカド劇場前で待ち合わせたわ

40代のオバさんが2人、今から人生初めてのTHEストリップを見に行きます

こんな私たちでも、あの入り口のビラビラに手をかける時にはドキドキがMAXに達したわ

ビラビラをくぐるとすぐに受付があるわ

というかビラビラをめくるとそこが受付なのよ

え、同じこと2回言ってるわよw

「見にきましたか?」

受付のおじさんが聞くわ

見に来る以外他に何の選択肢があるのよ(笑)とツッコみたくなる衝動を抑え、入場料をお支払いするわ

ちなみにホームページには「パフォーマーさん募集中!」の掲載があるの

それには

ストリップのステージに出てみたい方、1日のみ・1回だけでも結構です。1人・カップル・チーム…

等々書かれてあるわ

まさか40代のオバさんが2人、日本に一時帰国した記念に1回だけ…って

なるかいw

向こうから断られるわw

ちなみに価格設定は

  • 一般 5000円
  • 女性 3000円
  • 学生 3000円
  • シルバー 3000円
  • 早朝(13時までの入場) 3500円

開場は10時半、開演は11時半からよ

  • 1回目 11時30分~14時15分
  • 2回目 14時35分~17時20分
  • 3回目 17時35分~20時20分
  • 4回目 20時20分~23時00分

こんな感じで11時半から23時まで計4回の公演が行われるの。入退場は自由。再入場も可能。1公演目で帰っても4公演全部見ても値段は同じよ

1回の公演を6人の踊り子さんで回すわ。1人の持ち時間は20分くらいかしら

各踊り子さん、それぞれの出番後に”ふれあいタイム”的なものが設けられてるわ

さてお金を払っていよいよ中へ…

開演まではあと20分くらいあるわ

中へ入ると思ったよりギュッと狭い劇場

ステージからデベソと呼ばれる花道的なものが迫り出しており、その周りを3人かけの席が囲んでるわ

私たちが入った時にはお客さんはチラホラといった感じで、ちょうど端っこに2人座れそうなところがあったからそこへ座ることに

ステージには大きなモニター(TV)が置かれ、ギリAVでない動画が流されていたわ

いやあれはもうAVか、いや、もうそんなのどうでもよくなるほどの情報量で、けっこうな動画だけど当然入ってくるわけがなかったわ

キョロキョロするオバさんを背に女の子同士が●ぎまくってるビデオが流れてるシュールさ

各席では開演を待つお客さんがパンを食べたり飲み物を飲んだり、会場は飲食可能だったわ

待ち時間といえ、携帯を出すのは御法度

そりゃそうよね

だからステージのギリAVでない動画を見つめる人もいれば、寝て待ってる人もいたわ

メイン客層は中年〜初老の男性ってところでまさに私がイメージしていた通りの雰囲気だったわ。多分皆さんがイメージした通りで正解よ

もちろん私たちオバさん2人がこの場にいることは、どう考えても場違い感が否めなかったわ

客席に座る中年から初老の男性たちに囲まれ、まるで異世界に迷い込んだような気分…

しかしそんな違和感を感じながらも、私たちは決して冷やかしではなく、純粋なジャーナリズム精神を持ってこの場に臨んでいるのだという姿勢を崩したくはなかったわ

いよいよ1人目のお姉さんの登場よ

どのお姉さんも初めは服を纏ってらっしゃるわ

スラッと背の高いお姉さん。お顔もぱっちりお目目のお綺麗なお方

今からこの方の全てを見せて頂くのかと思うと、湧き上がるなんとも言えない高揚感は隠しきれなかったわ

これまで遠巻きにしか知らなかった世界が、今まさに目の前で繰り広げられようとしているの…

期待と興奮が入り混じり、心臓の鼓動が少し速くなるのを感じながら、私たちはその瞬間を待ったわ

ダンスが始まるわ

着衣のまま2曲ほど踊られたわ

ステップやターンを見ると、ただの即興や自己流ではない、そこには明らかに長年のレッスンやトレーニングによる積み重ねが垣間見えたわ。きちんとしたダンスのバックグラウンドを持つ者にしか表現できない一連の動作が、舞台上で紡がれていたわ

着衣のままであるにもかかわらず、彼女のダンスからは高い表現力とエネルギーが伝わってくるわ

衣装のシルエットや動きに合わせて、彼女の個性が浮かび上がってくる様子に、私は自然と引き込まれていったわ

そこにはただ踊るだけではなく、自分自身を表現し、観客と一瞬一瞬を共有しようとする真摯な姿勢があったわ

3曲目、そして4曲目と進むにつれ、彼女の衣装は徐々に肌けていったわ

しかしそこに漂うのはいやらしさではなく、一種の芸術性と堂々とした美しさだったわ

肌が露わになるにつれて彼女の存在感はますます際立ち、ステージ全体が彼女のオーラに包まれていくの

特に目を引いたのは、今まで見たことのないクラスの生巨乳!ただただ目がテンよ…(! !)

すべてを包み込むようなその存在感に、息を飲む瞬間が何度もあったわ

そしていよいよ5曲目に突入すると、禁断の園がついにあらわになったわ

観客の視線が一斉に彼女に注がれ、場の空気は一気に緊張感を帯びる

同じ女性とはいえ、こんな瞬間に立ち会うことは非常に稀で、正直なところ戸惑いを隠せなかったわ…人のものを、しかもこうしてマジマジと見ることなんてこれまでなかったし、そうあるもんじゃないじゃない?

しかし目の前に広がるその光景には、単なる好奇心や驚き以上の何かがあったわ

彼女はあくまで堂々と、まるでそれが当然のことのようにステージに立ち続け、観客と一瞬一瞬を共有していくわ

曲がサビにかかった頃、お姉さんはデベソの真ん中にスタンバイ。リズムに合わせて

ご開帳の儀

きゃぁぁぁぁぁぁぁああああ

とオバさん2人は顔を合わせて静かに叫んだわ!

声を潜めながらも、その驚きと衝撃は全身から溢れ出ていたはずね

初めて目の当たりにする光景に、何かを言わずにはいられなかったのよ

あちらのお客さんへ

こちらのお客さんへ

正面へ

いろんな角度でご開帳〜

そのキメポーズの度に起こる拍手

8888888888888888888888888

お姉さん越しの私の視界の向こう側に、他のお客さんが見ている顔がしっかり入ってくるの

不埒なものをそんなにピュアな目で食い入るように見て…いや、決して不埒なものなんかじゃない、これは芸術なのか?!

いや、逆かもしれないわ

こんなにピュアなものをそんなに不埒な目で?

もしかすると私たちが抱く「不埒」や「ピュア」という概念が、この場の芸術的な表現によって揺さぶられているのかもしれないわね

見た目のインパクトが強烈すぎて、私の感覚が混乱しているのね

インターネットには際どいを通り越した動画が死ぬほど転がってる昨今、ましてや風俗店だって多種多様なスタイルが存在する日本、

それにもかかわらずなぜあなたたちはストリップを見にきているの?

芸術を鑑賞してる?

決してヘンな気持ちにはならない?

ああ、見に来ている人への関心が膨らんでいくし、その横でお姉さんは華麗にご開帳をキメまくってるし、

ステージ中の照明は最後部でパチパチとスイッチを手押ししてるしで、私の注意力は散漫になるばかりよ

6曲目が終わってお姉さんはステージの袖に消えていったわ

すると上着を羽織って小バッグを持って再登場!デベソからお客さんに話しかけるわ

あら、お久しぶり〜

今日は早くからご苦労様〜

常連さんへのファンサ?これは推しからしたらたまらないわね

するとお客さんが一列に並び始めたの

ここからは写真撮影タイム!1回500円でお姉さんが持ってきたデジカメでお姉さんを撮ることができるらしいわ。印刷してくれて後で受け取れるシステムのようよ

写真撮影とか聞くと、2ショットとか思うじゃない?それが違うのよ

それぞれ思い思いの格好を要求してそれを自ら撮る

それには業界用語っぽいものも存在してて

Mで!

これはだいたいわかるM字開脚あたりよね

Lで!

なんやねんLてw 脚を片側だけ直角に上げてもらうみたいよ

カエルで!

それカエル言うんやwww お姉さんも気さくに応じてくれるんかい!w

一応下は下着は着用しなきゃっぽいけど、上は要求に応じて脱着してくれるわ

何人もお客さんが並ぶ中、500円玉のお釣りが不足…

ちょうどある人から先にお願いできる? 

とお姉さん(笑)お姉さんも毎回そうなら予め用意してくればいいのにと思ってしまうわ

毎回このやりとりが発生しているわね、きっと^^;

1000円払ってお釣りはいらねぇ感じの方はおらず、きっちりお釣りの500円はいただく主義

友達が

なんしー、記念に並ばなくていいの?

って聞いてきたわ

ふれあいタイムの雰囲気を見ても、このお姉さんは感じもよくっておっぱいも特段に大きいし推せるお姉さんではあるけど、わたくしふれあえるほどの度胸もまだなく、ここで1人目のお姉さんとのセッションは閉幕となったわ

ふぅ〜、1公演目の1人目が終わったばかりなのになぜだかかなりの疲労感よ…

肉体的にも精神的にもね

こんなの4公演全部見ても同じお値段!と言われながら、全部見るの、ホントに体力要ると思うわ

さて2人目のお姉さんがやってきたわ。衣装やダンスの個性は違えど、1人目のお姉さんと流れは同じ

さっきまで寝てたおじさんが起きたわ(笑)推し以外は寝ます系おじさんなのかしらね

おっぱいの形も禁断の園も1人目のお姉さんとは全然違うわ。こうも違うもの?って同じ女性ながら少し驚いたわ

ご開帳の儀〜を受けても、1回目より反応しなくなっていた私たちがそこにいたわ…人間慣れてくるものなのね

人間ってつくづく罪深い生き物よねw

ふれあいタイムにさっそく

あら〜!今日は女の子が来てくれてるじゃない!初めて〜?

なんていきなりお声をかけていただいたわ

しかも女の子だなんてw

ただただ照れるオバさん2人…

女子グループへのファンサは確実にアツいわ

気がつくとまた列ができていたわ、そう例の写真撮影のね。そして決まって

500円両替できる方いらっしゃる〜?

毎度やったら用意してきぃ

なんなら私が今すぐ各お姉さんのために両替に行ってきてあげたいんだが?w

ま、このわちゃくちゃするルーティンも観客との関係性や場の雰囲気を形成する一部として重要な要素になってたりするのかもしれないわね

残念ながらここでちょっと用事があって一旦出ることに…。初めてながら”再入場”をさせていただくことになったわ

一旦出ますと受付で伝え、30分後にまた戻ってきたわ

一発目にあんなにドキドキしながら手をかけた入り口のビラビラ…2回目ともなれば、屋台ののれんをくぐるかのように容易になってた自分達に驚いたわ

人間ってつくづく罪深い生き物よねw

途中入場するとちょうど4人目のお姉さんのご開帳の儀の最中だったわ

私たちは身を小さくしてさっき座ってた席に移動したわ…するとお姉さん、ご開帳しながら

”おかえり〜”

え!

公演中やのに話しかけてくれたwww

しかも、きゃーーーーと目を覆う私たちめがけて目の前で余計に

ご開帳〜

きゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああ

お姉さんは完全に私たちの反応を楽しんでいた様子だったわ

4人目のお姉さんのふれあいタイム

また話しかけられるオバさん2人組…

それを微笑ましく見守る常連さんたち…

なんだこのお優しい世界

写真撮影は推しだけ並ぶわけでもなく、毎度並んでらっしゃるお客さんも多い。そしてお姉さんたちは常連さんたちをしっかりと覚えていて、一人一人に声をかけるわ

ここには、確かに”コミュニティ”という名の居場所的なものが存在していたわ

このようなコミュニティの形成は単なるエンターテインメントの枠を超え、観客と出演者の間に深い繋がりや信頼感をもたらすわ

居場所としての意味を持ち皆が集うことで作られるその特別な空間が、まさにこの劇場の魅力の一部であることを実感したわ

5人目、6人目とまた違う個性のお姉さん方が登場し、1公演目の全ての演目が終わったわ

トリのお姉さんはやっぱりトリだった…圧巻のステージ!

すると本日出演された6人のお姉さん達がステージ上に一堂に会したわ

ステージ上のお姉さんの全てを拝見したかと思うと、なぜか元カノがステージ上に全員集合しているような変な恥ずかしさを覚えたわ

今から6人のお姉さんの写真撮影になるみたい。お姉さん全員の写真が撮れるのはこのタイミングのみ

1回1000円

続々と並ぶ常連さん

続々と撮る常連さん

もういらっしゃいませんか〜

お姉さん方からのラストコール…

友達と顔見合わせて

行くでしょ?

と奮起!

私たちが立ち上がった瞬間、湧くお姉さん方

どうすればよいか教えてくれる常連さん方

え、なにこのお優しい世界(再

私は勇気を出してお姉さんに言ってみたわ

あのぉ…一緒に撮ってもらうことってできますか…?

どうせなら私がお姉さんを撮るより、私がお姉さんと一緒に撮りたい

するとお姉さん方、

もちろんよ!珍しいリクエストだから嬉しいわ〜!

ですって。すかさず常連さんが自分が撮りますと立候補してくれたわ

会場全体がこのオバさん2人を優しく包んでくれてるぅぅぅぅぅ

嗚呼、圧倒的記念写真

この写真は帰りに受付で引換券を渡すといただけたわ

時間の関係で2公演目の1人目のお姉さんだけ見て私たちは帰ることになったわ

なんと2公演目は1公演目と衣装もダンスも違ったの!1日4公演あるけどそれは全て違うもののようよ

実際にはお腹はいっぱいだったし疲労感も満載だったけど、時間が許すのであれば、もう少しあの場所に留まり、彼女たちの姿を見続けていたかったという思いはあったわ

彼女たちの輝く姿を目にし独特の空気を感じることで、日常の喧騒から一歩離れた別の世界を垣間見ることができたわ

心の奥底で「もう少しだけ」と願ったのは、そこに広がる非日常が私たちに新たな視点や感情をもたらしてくれるからかもしれないわ

梅雨前のある晴れた日の昼下がり

燦々と輝く太陽の下、長年の答え合わせができたオバさん2人は何事もなかったかのように池袋の雑踏に消えていったわ

そこには確かにコミュニティが存在していて、私たちが知らなかった世界があった

きっとお姉さん方にもここに至るまでの多様な背景があったに違いないわ。しかし彼女達がステージの上で輝く姿からは、その仕事に対する誇りが感じられ、自分の生き方を貫いていることが伝わってきたわ

私がもし次また訪れることがあるならば、ありあまるほどの500円玉を持って、デベソ横で両替に応じる一風変わったオバさんになるのも悪くはないわね

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