初めてここを訪れた方も、常連さんのあなたもごきげんよう。異国の地にてハプニング続きの生活を惜しげもなく晒している、
なんしーよ
今回はちょっと尖ったタイトルでしょ?
日本の小学校へ行っていた娘がアメリカに来て嫌われた理由
これについてシェアしたいと思うの。先に言っておきたいけどこれは
あくまでも我が家の娘のケース
として聞いていただきたいわ。ただとても興味深いものだったからシェアしてみようと思うの。何かの参考になれば幸いよ
うちの娘は小3の1学期まで東京のとある公立小学校へ通ってたわ。ま、明朗快活な元気な女の子だったわね。日本での学校生活は2年ちょっととはいえ、基礎は確実に体に染み込んでいたわ
ちなみに小1の1学期までしか通っていない息子の方は、日本の小学校のこと、ほぼ覚えてないらしいわ…日本の学校生活の基礎も、残念ながら全く入ってないわね
そんなタイミングで家族でロンドンに引っ越すことになったの。英語ゼロの状態で現地の公立小学校へ編入したわ
娘が英語を話せるようになるまで>>>
英語ができなかった娘の友達の作り方が斬新だった件>>>
ロンドンには2年間いたんだけど、そこでは英語にハンデがあり、本来の自分のキャラクターが変わってしまったって娘自身は言うわ
元々彼女は活発で正義感も強く真面目なタイプ。仕切り屋さんだったわね。でも英語がうまく操れないから、周りを見てついていくタイプにキャラ変よ。生きてく上で必要なキャラ変だったようね
ま、それもそれで新たな自分を発掘できたって今となっては笑ってる娘は、随分たくましくなったなって感じるわ
主張をする異国の子供と違って、日本の子はやっぱり柔らかい。その上、英語のハンデがあったからbossyでもないし、お友達には人気だったみたいよ
※bossy…偉そう、態度でかい
2年間でほぼ不自由なく操れるようになった英語。その状態で今度はアメリカに引っ越すことになったわ
アメリカの学校はイギリスの学校と違って、もっとおおらか?細かくない?ラフ?自由?
ああ、私の語彙力のなさよ…w
自由って言っても抽象的よね…臨機応変というか、フレキシブルというか、なんだろ、私の肌感だけど、ルールの方向性が違うというか…
イギリスと日本って同じ島国だし、少し似てる感覚とかあるなって思ってたの
それがアメリカはやっぱりスケールのデカさ?レンジの広さ?
もうそれ以上説明するのやめてーw
おおらかで自由だなと感じるわ
結局「自由」という単語にまとめがちw
娘はそんなアメリカの中学校に編入することになったわ。今度は前ほど英語のハンデはないし、お友達にも自分を主張できるようになってたわ。そこで本来の彼女が舞い戻ったわ
元々明朗快活な仕切り屋の彼女
そんな娘から最近びっくりする報告を受けたわ
私アメリカに来て少し経ったくらいかな〜、周りから一気に嫌われたことあったんだよ〜
え、マジで?
母、そんなことがあったなんて微塵も知らなかったわ…子供は知らないところでいろいろ揉まれてるのね
で、なんでよ?
ってなるじゃない?それがおもしろい理由だったの。おもしろい…じゃなくて興味深い方ね!
funnyじゃなくてinterestの方よw
友達に対してね、
◯◯やっちゃダメだよ〜
◯◯しなきゃダメだよ〜
◯◯やらない方がいいよ〜
◯◯したらマズイよ〜
って私気がついたらなんでも「ダメダメ星人」になってて、それで一気に友達が離れていったんだ。真面目すぎたよね。だからそれ以来、細かいところを気にするのやめたの
え!
アメリカ来てから「なんか娘、こんな大雑把な人間だったかな〜」なんて心配してたんだけど、根源はもしかしたらここだったかもしれないわ…
詳しくヒアリングしてみたの
日本だったら絶対ダメなようなこととか平気でする子いるし、そんなの少々いいじゃん的な考えの子も多い。
ロンドンの時も多少そんなは子いたけど、やっぱりアメリカの方が多いかもね〜
なるほどなぁ…
これしたら怒られるとか
これしないと怒られるとか
怒られるか怒られないかの基準で動いてた私がいたんだけど、そんな子周りにあんまりいないんだよね
ううう、鋭い考察ね…確かに、
- 宿題忘れたら怒られるから、忘れない
- これ学校に持って行ったら怒られるから、持って行かない
それって本来の意図とズレてるものね
- なぜ宿題をするのか
- なぜこれは学校に持ってこない方が良いのか
それを考えもせずに、行動がただ
怒られたくないから
という理由に集約されている気がしてならなかったわ
それは私の日本式のしつけや日本の学校教育がそうさせてないとは言い切れないなって私は感じたわね
島国で単一民族国家といわれる私たち日本人は、この狭い国でどうやったらうまく生きていけるか…そうやって人と調和する生き方を見出してきたのよね
人に迷惑をかけない
を第一に育ってきた私たち日本人は、知らず知らずのうちにハイコンテクストな私たちを作り出してると思うわけ
でもこちらアメリカ。みんなルーツも文化も常識も違うから、なかなかルールで縛れないことも多いのは事実
黒髪限定、パーマは禁止なんて校則作ったって、ハナからみんな違うんだから統一のしようがないわ。それを日本から見たら
「自由」
なんて感じるかもしれないけど、それは「自由」とはちょっと違うと思うの。だってあくまでも
「みんな違う」
が前提だから。娘は続けたわ
みんな自己判断
あなたはやるけど私はやらない
あなたはこれ嫌いかもだけど私は好き
そんな感じで誰がどう思おうがどう言おうが、結局は自分が決めることじゃん
え…、知らない間に娘はこんなことも考えられるようになってたのね…
私も海外に出るまでは
- 日本の常識は世界の常識
- 日本は世界的に見ても常識的な国
くらいに思ってたんだけど、それは違ったわ
- みんなそれぞれの常識がある
- 日本の常識は世界の非常識なことだってある
- 海外は決して自由ではない
- 統一したルールを作るのはなかなか難しい
- 自己判断には責任が伴う
なに?まとめたわね
まとまってないわよw
ということで、ダメダメ星人で一時は友達から嫌われた娘も、今ではハイスクールに進み、人間的にも成長し、人気者らしい(自称w)ので、安心してください!
文化学とか人類学って本当におもしろいわね。どの国が正解でどの国が間違ってるわけでもないのよ。ただその国の背景とか文化に深く結びついてるんだなって感じるわ。
この国のここが好き〜とか、自分に合うな〜とかって、母国日本以外でもあるかもしれないのよ、まだ私たちが出会っていないだけでね
私はそれをどんどん知ってみたいと思うわ!
私が経験した
- イギリスやアメリカのここが好き
- でもここはやっぱり日本が好き
みたいなのも機会があったら紹介させて頂戴
では今回はこの辺で
愛してるわ
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