子供から「 学校へ行きたくない 」と言われた経験はないですか?
子供たちが毎日楽しく安心して学校へ行ってくれる事、これは親にとっては一番望ましいことではないでしょうか?
息子がアメリカの現地校に通い出した初日、帰ってきて彼は
「 明日からもう学校へ行きたくない。ロンドンの学校へ戻りたい。」
そう言いました。
遡ること2年前、ロンドンの現地校へ通い出して3ヶ月間、彼は毎日、口癖かのように「 行きたくないな~。」と言いながら教室へ入って行く毎日でした。
そのことがあったので、アメリカへ引っ越しても最初の数ヶ月はそうなるだろうと覚悟していました。
” そのうち慣れる ” は大人の押し付け
” 時が解決する ” という方法を知っているのは、いろんなことを経験してきた大人の考えであって、まだ数年しか生きてない子供達からすると、それはもう一大事です。
自分に自信をなくし「 僕なんかダメなんだ 」という考えに簡単に至ってしまいます。
一度そう思うと、子供は殻に閉じこもり、余計に自分のダメなところを探し始めたりします。
こうなってしまうと、抜け出す事はなかなか難しくなります。
分かりやすい対処法「 嫌だレベルを数値化 」
嫌なことのレベルを分かりやすく数値化してみるのです。
最悪に嫌だレベルを10として、ちょっと嫌だレベル1、まあまあ嫌だレベル2のように点数を決めさせます。
例えば、友達に嫌なことを言われたとします。その時
「 最悪に嫌なことを10としたら、それは何レベル? 」
と聞きます。初めは決まって
「 10だよ!10に決まってる! 」
といきなりの満点を連発してきます。しかし
「 パパとママに同時に怒られて、ゲーム1週間禁止って言われてた時が10だとすると?」
なんて聞いてみると、
「 んじゃ、7くらいかな?」
と答えます。※ ゲームどんだけ~(笑)
「 じゃあ、残りの3はなぜ嫌じゃなかったの?」
と聞いてみます。すると
「 1は自分で言い返した。1は他の友達がかばってくれた。1は先生が気づいてくれた。」
子供なりに残りの3に関して、自分で頑張ったことや、他者の素敵なところにフォーカスする事ができます。
この方法の大切なところはそこにあります。
物事の良い面を見ることを習慣づけよう
100パーセント悪いことなど、この世にそうそうありません。1パーセントでも良い事があれば、そちらにフォーカスするべきです。
「 世界で1番最悪 」が、「 世界で10番目くらいかも 」と考えるだけで、少しずつ自信が生まれ、
「 自分にだっていいところはある」 と自分を徐々に高めていけるようになります。
先程の例を出すと、
- 息子が誰かに嫌なことを言われた
- それをかばってくれた友達がいた
- まだ知らなかったその子の素敵な面を知る事ができた
というように、嫌なことを言ったその子を憎むより、素敵な友人をもっと好きになることの方が余程価値があります。
子供の思考は、親次第で随分変わってくるように思います。
親である私たちが日頃からマイナスなことばかりに目を向けるのではなく、プラスなことにフォーカスして子育てしていけたら、親子共、ハッピーな生活を送れるのではないでしょうか?
日頃からの意識づけが大切
有意識は繰り返すことで無意識になる!
※ とはいえ、息子は嫌だレベル10と0を繰り返しながら毎日楽しく学校へ言っております(笑)