核家族化が進み、共働きの家庭も増え、頼れるところが欲しいと感じるママさんは少なくないはずです。
日本では ” 子供を預ける ” という事に対して罪悪感を感じる母親の割合が、他の先進国と比べて高いのが現状です。
今は昔に比べるとベビーシッターや家事手伝いサービスは確実に増えてきています。
しかし日本ではベビーシッター利用率が4.7%(キッズライン調べ)とまだまだ低く、
なんとアメリカでは58%の家庭が月に1回以上ベビーシッターを利用しているといった調査結果もあるほどです。(UrbanSitter調べ)
- どうして日本ではベビーシッター文化が根づきにくいのか
- これからの日本はどうあるべきか
を探ってみたいと思います。
育児はママだけがするもの?
日本も昔と比べて、男性の育児参加が取り上げられるようになりました。
しかし社会問題化している日本の長時間労働のひとつを取っても、男性が育児に参加するのは大変なことです。
やはり昔からある「男が稼いできて女が家を守る」という呪縛。
これは完全に拭い去れていないのが正直なところだと思います。
日本は他の先進国と比べるとやはり「育児はママがする」といったイメージが強いのが現状です。
シッターは贅沢品?
ベビーシッター利用に関して、心理的ハードルが高い要因には
お金を払っての育児=悪
という文化が根強くあります。
これに対して ” 実家にタダで預ける ” ということはシッター利用よりハードルの低いものになります。
自分たちができることに関してお金を払ってやることはない
この考えが、日本のママさんが育児に対して無理をする要因の1つではないでしょうか。
頼らない子育ての崩壊
共働きも増え、核家族化も進み、親にも預けられない。
お金を払っての育児は悪。
” 頼らない子育て ” は崩壊寸前です。
そういった昔からある文化は、時代の変化により変わらなければならない岐路に来ているのです。
これからの日本の育児にベビーシッターは不可欠
ベビーシッターという響きが良いイメージをもたらさないことに目をつけた面白い動画がありました。
ホリエモンこと堀江貴文さんが「これからの日本の育児におけるベビーシッターの普及を考える」といった内容。
堀江さんは ” 日本人の資格大好きなところ ” に着目し、ベビーシッターではなく「育児師」としての資格を取れるようにしたら良いと話します。
そして「育児師」を題材としたドラマや漫画でメディアから注目を集められれば、” お金を払っての育児は悪 ” という概念を少しでも変えることができると。
- みんな本当は任せたい
- みんな本当は頼りたい
と思う気持ちを世の中の半数以上の人が当たり前に発信できるようになったら、同調性が高い日本人は ” みんなやってるから! ” という意識で広まりやすいのではないかと。
無理し過ぎないこと。これが日本の育児世代に課せられた新たな課題だと思います。
育児師が日本の文化に浸透すれば、多くのママさん・パパさんが助かることになるに違いないと思います。