その言葉を聞いただけで、うわっと思う人も多いのではないでしょうか。
夏休みの宿題の定番「読書感想文」
それは誰しもが子供の頃に受けた苦行…。読書が大好きで、作文が得意~という人以外は最後までの残りがちなビッグな課題。涙ながらに終わらせていたあの頃を懐かしく思います。
我が子は平日はアメリカの現地校、土曜日は補習校へ行っております。
補習校では日本のカリキュラムに沿って、1週間分の授業をたった1日で行うため、出される宿題の量も半端じゃありません。
そこで毎週のように出される宿題「二十分間読書日記」
前日の金曜日まで放置され、ギリギリにならないと手をつけないソレに毎週のごとく悩まされております。
- イヤイヤやる宿題に意味があるのだろうか
- そもそも読書感想文の必要性ってなんだろうか
こんな疑問を抱きながら毎週こなしてる読書感想文。しかしせっかくやるならば
苦行である読書感想文の大切さを理解し
これからの取り組みに活かしてみよう!
ということで今回は読書感想文の必要性にフォーカスしてみたいと思います。
なぜ読書感想文を書かされるのか
それは
自分の考えを相手に伝えるための文章を書けるようにするため
です。
これは日本語であろうが、英語であろうが、生涯を通して必要となってくる非常に重要なスキルです。
小論文やレポート、卒論や企画書、報告書…幼い子供達には実感がないものの、いずれやってくるであろうこれらへ向けての、一種のトレーニングではないでしょうか。
いきなり自分の考えを書きなさいと言われても、このトレーニングなしには書くことはできません。
実際ワタシもこのブログを始めて、文章を書くことの難しさを目の当たりにしております。
お喋り好きでクドイ性格がゆえに、作文は好きでしたが、いざ人に伝えるための文章となると、途中で何を書いているかわからなくなり、散らかった文章になってしまうのです…。
文章を書くには、もちろん才能もありますが、基礎やテクニックが存在するのだと身にしみて実感しております。
幼い頃から感想文を書くことは
自分の考えを相手に伝えるための文章を書くトレーニングをしている
と考えると、読書感想文は軽視できなくなります。
自分の考えを相手に伝えるための文章とは
- 自分の考えをきちんと整理すること
- それを順序立てて書けること
これが「自分の考えを相手に伝えるための文章」になります。
逆にこの2点だけ押さえていれば相手に伝わる文章が書けることになります。
考えを整理する
何を書けばいいのかわからない…
そんな人は自分の考えがしっかり整理されておらず、うまく言語化できないだけなのです。
考えを整理し、明確にしてあげれば、思考を言語化してうまく伝えられます。
ただ漠然と読書しているだけでは、頭の中は明確にはなりません。浮かんでは消える様々な感情や思考の中から、「これはだけは相手に伝えたい」と思えるものを抽出する作業が必要なのです。
例えば子供達がよく使う
- 「楽しかったです。」
- 「おもしろかったです。」
それはただの漠然とした感情なので、それを整理して
- 「どこがおもしろかったのか」
- 「どうしておもしろかったのか」
と具体化していくことが重要です。
それらを順序立てる
相手に伝えたいことが明確になったら、次はそれらを順序立てて構成していきます。
国語の授業でも習いますが、「はじめ」「なか」「おわり」の3つの構成で組み立てるとまとまりがある感想文を書くことができます。
- はじめ【最も印象に残った場面に絞ってその内容を書く】
- なか【どうして印象に残ったのか理由を書く】
- おわり【その本を通して学んだこと考えたことを書く】
最初のうちは訓練
「この本の中で一番印象に残ったのはどこ?」
「どうしてそう思ったの?」
「その時自分ならどうする?」
と半ば誘導尋問のように問いかけます。記者会見のようです(笑)
虫食いにしてテンプレート化してしまうのも1つの方法だと思います。
ぼくは【 】という本を読みました。
この本を読んだきっかけは【 】からです。
一番心にのこったのは【 】の場面です。
なぜなら【 】だからです。
ぼくだったら【 】すると思います。
ぼくはこのお話を読んで【 】を学びました。
これを繰り返すことにより、【 】に入る文章が長くできたり、より考えを膨らませていくことができたりします。
はじめからできる子供なんていません。
何を書けばいいかわからない
→読書感想文は苦手
と決めつけるのはもったいない。このイメージを脱するためには、まずは尋問からのテンプレ化で訓練してあげることが必要です。
まとめ
読書感想文はなぜ必要なの?
- 自分の考えを相手に伝えるための文章を書けるようにするため
- 将来必要なスキルを構築するためのトレーニング
それにはどうしたら良い?
- 自分の考えを整理し、順序立てて文章を書く
- 最初は誘導尋問方式からのテンプレ化
アメリカで日本語を勉強している子供達。どうしても日本語に接する時間が少なくなってしまう日常。
それには親の介入は必須で、効率の良い勉強法は、英語学習との両立をうまくサポートしてくれます。完璧を望むのは酷なこと。今できる最大限のことを引き出してあげられるのが、親としての務めだな…としみじみ感じます。
最後まで読んでいだだきありがとうございます😊
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