初めてここを訪れた方も、常連さんのあなたもごきげんよう。異国の地にてハプニング続きの生活を惜しげもなく晒している、
なんしーよ
今回は在ロサンゼルス日本国総領事館主催の「年末年始に向けた安全対策講演会」で現役LA警察官の永田有理さんがお話しされた
安全防犯対策
についてまとめてみたいと思うわ。
アメリカにお住まいの皆さん、
アメリカに観光で来られる皆さん、
もちろん世界中どこにいらっしゃる皆さんも、知っておくだけで安全や防犯に対しての意識が変わるものばかりよ。
有理さんは言うわ
”これをやれば万全!といった策なんて存在しません。ただシンプルに防犯対策をやっていくしかない!”
さっそく今すぐできる安全対策をシェアさせていただくわね。
周りをとにかく見る
”今日話したことの全てを忘れてもいいからこれだけは覚えて帰ってください!”
有理さんはおっしゃったわ。
周りをとにかく見る
あとから防犯カメラを見ると、犯人は犯行に及ぶ前に明らかに挙動不審になっているそうよ。
- キョロキョロしてる人
- 意味なく人を見てる人
- ギャングタトゥーをしている人
こういった人が多くの犯罪者に共通して見られる特徴よ。へんな人をみたら即逆方向へ逃げる、これは鉄則!半径◯mに犯罪者がいると思って行動することが大事。イヤホンしたまま携帯見ながら歩くなんて自殺行為よ。気付けるものにも気付けないわ。せめて片耳は空けておいてほしいと。
有理さんは職業柄、すれ違う人がどんな人だったか記憶するらしいわ。
どんな顔だった…背はどのくらいだった…等、せめてどんな服を着ていたかぐらいはちゃんと見ておくことが必要だと。
車に乗っている時は常にカギを閉める
運転中は鍵が自動的にロックされる車が多いけど、停車中や車内で待機している時など、ギアを「P」に入れるとロックは解除されるわ。そんな時でも常にロック。いきなり開けられて車を盗難されてたり強盗されたりするリスクを防げるわ。
家の防犯対策
【防犯カメラ】
みなさんのお家には防犯カメラはつけてるかしら?ワタシは家の前側と裏側の2箇所に設置していて、いつでもパソコンや携帯からチェックすることができるわ。
最近は安くて小型で機能的なものもいっぱい売っているわ!フェイクの防犯カメラでも抑止力には十分だそうよ。
[BEWARE OF DOG]や[DOG IN YARD]の看板も有効ですって!
【電気をつけておく】
在宅しているより在宅してない方が狙われやすいわ。電気代が大丈夫なら出かける時も電気をつけて出た方が防犯上はいいそうよ。
【男性が住んでると見せかける】
女性の一人暮らしの方は、玄関に男性用の靴を置いたり、玄関から見えるところに男性者の衣服をかけておくと、防犯効果は上がるらしいわ。
【アポなしの用事ではドアは開けない】
最近ではAmazonやUberEatsも置き配をしてくれるし、アポのない用事で玄関を開けることも少なくなっているけど、未だにセールスや勧誘等で突然インターホンが鳴ることもあるわ。
女性からのインターフォンだと思って出てみたら、背後から男性が出てきて…といったグループ犯罪も横行しているようよ。
防犯のためにもアポのないものには出ない方が安心ね。
トイレに子供だけで行かせない
これは海外で生活していたら当たり前のことだけど、近年、日本でも気をつけた方がいい案件ね。
犯人はすでにトイレの中に隠れていて子供を狙ってイタズラをしてきたり、誘拐に及んだり、危険がとても多く潜んでるわ。
とても悲しい事実だけど、人身売買における子供の値段は近年上がっていると有理さんはおっしゃるわ。人身売買を減らすためのNPO活動をされている有理さんだからこそ、いろんな現場をご存知よ。
誘拐は一瞬で起こる
少しでもリスクを減らすことが必要ね。
【GPSで子供の居場所を確認】
携帯電話を持っているお子様なら常にGPSで居場所を確認できるようにしておくこと。
小学生のお子様だと、GPS付きの腕時計もオススメよ。
もし銃を持った人に襲われそうになったら
”言いなりになってください。言われた物を渡してください。かといってそうすれば安全だというわけではありません。逃げるのか、攻撃するのかのイメージトレーニングをしておいてください。”
と有理さんはおっしゃるわ
平和ボケしていると言われる私たち日本人は”銃を持った犯人に遭遇する”なんてシチュエーションをなかなかイメージできないけれど、ここはアメリカ、銃社会。いつ、どこで、どんな状況で起こるかわからないわ。
【やっておいた方がいい護身術】
- クラヴマガ
- ブラジリアン柔術
- 合気道(小柄な方にもオススメ)
クラヴマガとは…20世紀前半、戦火が絶えなかったイスラエルで考案された近接格闘術。相手に「勝つ」のではなく、最悪な状況であっても「負けない」「生還する」ための実戦護身術であるため、急所への打撃、引っ掻き、噛みつき等、あらゆる方法を駆使します。
実際に習いに行くことができればいいけれど、最近ではYouTubeでも良い動画がいっぱいあるので、それを見て練習するのも良いと有理さんは言われていたわ。
護身用の武器について
アメリカで生活していく上で、有理さんは護身用の銃を持つことには賛成だとおっしゃるわ。但し、
- 子供が銃へのアクセスができないようにしておくこと
- ちゃんと訓練して使えるようにしておくこと
を挙げられていたわ。
警察官である有理さんは訓練されてて銃の扱いにも慣れてらっしゃるけど、一般市民の私たちなんて、たとえ訓練したとしてもパニック下でちゃんと行動できる自信なんて…ないわ
そこで銃以外で武器になる物を教えていただいたわ。
- ナイフ
- バッド
- フライパン
- 鍵
- 何かしらの尖ったもの
- ダンベル
- 台所洗剤
- 漂白剤
- ペッパースプレー 等…
目につくものは何でも武器になると有理さんはおっしゃるわ。
何で自分を守れるか…ここでも日頃からのイメージトレーニングが重要になってくるわ。
但し、使いこなせなかったら持たない方が良いものもあるわ。だって相手に取り上げられたら、反対に不利になるものね。パニック下で使えることが重要よ!
ペッパースプレーとテーザー銃を比べると、実際に両方体験したことのある有理さんはペッパースプレーの方がツラいと言われていたわ。
ペッパースプレーは風向きに気をつけて!と注意喚起してらしたわ。
最近急増している詐欺
【Targetのギフトカード詐欺】
カリフォルニア州50店舗以上の「Target」を巻き込んだ大規模なギフトカード詐欺。ギフトカードのバーコードを抜き取り、別のバーコードに置き換えて再び封をして、お客さんが購入するまで待つというものよ。お客さんがこれらのカードを購入すると、店舗のレジで実際に課金されるけど、その後すぐにその金額が国外の口座に移されるという仕組み。中国系の犯人が逮捕されたけどグループ犯罪であるため、そのものの壊滅は難しいらしいわ。
ギフトカードを購入の際は、カードに傷などの形跡がないかを入念に調べる必要があるわ。
【リッチな中華系によるSNS恋愛詐欺】
中年のシングルマザーをターゲットにしたSNSでの詐欺よ。
SNS上で恋愛関係になり相手が信用したところで、$1000を$2000にしてあげる等と持ちかけられるわ。実際に何度か繰り返し信頼を得たところで、周りの友達のお金も増やしてあげると持ちかけられ、多額のお金を渡したところで連絡が取れなくなるという詐欺。
悲しいのは同意してお金を渡してしまっているところ。同意して渡してたら終わりだと有理さんは言うわ。
以上、講演会で有理さんがお話しされたことを紹介させていただいたわ。どれも知っておいて損はないことばかりよ。
私もこの講演の後、
- フェイクの防犯カメラ
- BEWARE OF DOGの看板
- 人感センサー付きライト
を購入し、家の周りの防犯を強化したわ。
あの時ああしておけばよかったな…そんな後悔をしないためにも、今できることをひとつずつ!
有理さんは日々SNSで防犯対策やリアルタイムな事件の注意喚起などを発信されてるから、ぜひチェックしてみてね。
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