海外生活3度目のひな祭り。過去2回のひな祭りはイギリス。今年はアメリカ。そして毎年思うこと、
/
お雛様を持ってきてよかった~!
\
今日は異国で祝う、ひな祭りをシェアしてみたいと思います。
毎年恒例のお雛様デコレーション
日本人の私達と仲良くしてくれる外国の方は、やはり
- 日本食が好きだったり
- 日本の文化に興味を持っていたり
- 日本へ旅行したことがあったり
何かと日本のことを良く思ってくれている人が多い気がします。
そこでうちでは毎年、自分の周りで日本文化に興味を持っていてくれているお友達を呼んで、お雛様を出すことにしているのです。
きっかけはイギリス在住時、娘のイギリス人友達からのツリーデコレーションのお誘いでした。ものすごく大きい生木のツリーに施す飾り付けは今までに体験したことがなく、娘はとても喜んでいました。なので次はそのお友達と一緒に
お雛様を出そう!という流れになりました。
お雛様を一緒に出そうと誘ってみた
今年は、絶賛日本語勉強中のワタシの友達を誘うことにしました。彼女のことはこちらのブログで紹介しているので、よかったらご覧になってください。
日本語勉強中、日本文化大好きな彼女は
「お雛様知ってる!早く片付けないとお嫁に行かれなくなるやつでしょ?」
それはもうすごい知っていた(笑)
実際にお雛様を見たことない彼女は、リアルなお雛様が見れるととても興奮して、喜んで来てくれることになりました。
彼女はなぜお雛様を知っていたのか
それは細田守監督の「未来のミライ」
この映画にお雛様が出てきたと言います。さすがオタクの彼女は日本の映画やアニメをワタシよりも知っています。
「未来のミライ」では、未来から来た妹が早くお雛様を片付けて欲しいと現代のお兄ちゃんにお願いし、ひな人形片付け大作戦を繰り広げます。片付ける最中に、お内裏様の笏(しゃく)が見当たらなくて、すったもんだします。
アニメや映画は ” 海外へ日本文化を伝える ” ということに一役買っていると言えますね。
お雛様に関するQ&A
- お雛様はなぜ飾るのか?
- 女の子のお祝いならば男の子は別にあるのか?
- 何段飾りがオーソドックスなのか?
彼女から、日本人のワタシでもすぐに答えられないような質問が…。外国人に日本の文化を伝えること、それは私達が日本の文化を再確認させられるいい機会なんだと実感しました。
ちなみに、
お雛様はなぜ飾るのか?
女の子のお祝いならば男の子は別にあるのか?
何段飾りがオーソドックスなのか?
これらを英語で説明するというハードワーク…ですが、真剣に日本の文化について聞いてくれることがとても嬉しかったです。
ひな祭りの説明には、駐在前に買ったこの本も参考にしました。
ひな祭りだけではなく、日本について外国人が知りたいトピックをまとめている本で、行事毎にお世話になっている一冊です。
いざ、お雛様のおな~り~!
飾り台を組み立てては写真!お飾りを置くたびに写真!彼女は本当に嬉しそう。
「まだ完成じゃないよ?」と言っても「出来ていくところを撮りたい!」と言います。
1つ1つ飾りを手にとっては
「ちょ~かわい~!」と連呼していました。
お内裏様の笏を手に取った時には
「 This is the stick !! 」と「未来のミライ」で見た笏と同じだと興奮していました(笑)
お雛様を海外へ持って行こうか迷っている方へ
ワタシはぜひ持っていくことをお勧めしたいです。日本が誇るべき素晴らしい文化です。
船便で何ヶ月か運ばれるのは心配…
ワタシもそう思っていましたが、防虫剤を入れ、購入時の段ボールのままお願いしましたが、無事イギリスに到着し、その後アメリカにもやって来ました。
中身は全て無事でした。
人形用の防虫剤を買うことは難しいですが、ロンドンでもロサンゼルスでも日系のスーパーにて、人形用ではありませんが防虫剤を購入することはできました。
もし防虫剤がない国でしたら、日本で購入されておくことをお勧めします。
ひな人形がなくても
幼稚園の頃、子供達が作って来た折り紙のひな人形制作。それを参考に、外国人のお友達と一緒に制作するのも楽しいのではないでしょうか。
場所も取らず、お友達のお家にも飾ってもらえる折り紙での制作はお勧めです。日本では幼い頃から折り紙で遊びます。それも日本の文化です。
これは海外で暮らすようになってから気付きましたが、日本で育った子供達の手先は本当に器用なんです。
外国人には綺麗に角を揃えて折ることが、案外難しいことに気づきます。終いにはきちんと揃っていないのに、「まいっか!」とテキトーにやってしまう次第です(笑)
ワタシの友達で幼い頃を日本で過ごしたルワンダ出身のママがいました。彼女は今でも折り鶴を器用に折ることができました。
幼少期に折り紙を折ることは、手先の器用さに大いに関係してくるのでは…?!と日本の折り紙文化を誇らしく思うのでした。
文化はいろんな形があってもいい
世界中どこにいても、自分次第で日本の文化を感じることができます。文化というものは、時代によって形を変えていくものです。
素敵な日本文化、どこでどんな形で継承されていくかは、人それぞれあっていいと思います。