【コロナストレスで怒ってばかり】プロの保育士に学ぶ 言うことを聞かない子供への対処法

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、休校中の子供たちがずっと家にいることで家庭内でのストレスに悩む子育て中のお父さんお母さんも多いかと思います。

そんなこともお構いなしに子供たちは通常運転!親をイライラさせることが頻発します。

「はぁ、ママだって大変なんだから少しは言うこと聞いてよ…」

「オンラインミーティングだから少しは静かにしてくれよ…」

いつもは優しく接することができても、コロナストレスからちょっとしたことで怒りすぎてしまったり、イライラすることはありませんか?

今日はTwitterで50万人超えのフォロワーを持つ、

大人気の現役保育士「てぃ先生

から、子育て中のパパママのイライラを少しでも軽減させてくれるような役に立つ育児情報をピックアップしてご紹介します。

とはいえ、そんなうまくいくはずないよな〜と思うところもある

子育て歴10年以上の私

が実際に子供に試してみた結果も一緒にご覧いただけたらと思います。

叱っているのになぜ響かない?

子どもを叱る時、そもそも聞いてくれなかったり、叱ってもまるで響いていなかったりってありますよね。それには分かりやすい理由があって、解消しやすい方法もあります!   ― てぃ先生 (@_HappyBoy) May 5, 2020

てぃ先生曰く、

  1. そのまま叱ってしまうと子供には全然響かない
  2. 子供自身がすでに「やってしまった感」を感じている
  3. 精神的に「どうせ何か言われる…」と耳を塞いでしまう
  4. 塞いだ耳に浴びせても響かない
  5. 響かないとまた同じミスを繰り返す

とのこと。確かに、子供に叱っている最中、「本当に聞いているのかな?」と感じることありますよね。

まだ息子が幼い頃、私の叱りが長時間に及ぶと、途中でうつらうつらなることもありました。

そんなの絶対響いてないですよね(笑)

わかってもらいたいという母の意地が、全く作用してなかったということです。

叱る前にこれをいうだけで聞いてくれるようになる?

こうならないためには、

叱られることの直前にやっていた行動を認めてあげる

と良いらしいのです。

【例1】

✖️麦茶を運ぶ→こぼす→叱る

⭕️麦茶を運ぶ→こぼす→(こぼす前は上手に運べていたことを認める)→叱る

自分のちゃんとやっていた良い姿(こぼす前は上手に運べていたこと)をパパママに認めてもらうから塞ぎ込む必要がない。

むしろ褒められることは聞きたいから耳は開く。

その耳が開いた状態で「今度から両手で持って気をつけて運ぼうね」との情報が入ってくるので同じ失敗をしにくくなる。

う〜ん…自分の感情を抑え、こぼれた麦茶を前に「上手に運べてたね〜」なんて言えるわけがない…麦茶が牛乳だったら…もっと言えそうもない…

【例2】

✖️ご飯中に立ち歩く→叱る

⭕️ご飯中に立ち歩く→(立ち歩く前は座って美味しそうに食べていたことを認める)→叱る

直前にやっていた行動(座って美味しそうに食べていたこと)を認めてあげて、しっかりと子供の耳を開いてから「今は座って食べないといけないよね」と言ってあげる。

う〜ん、叱るより前に「さっきは座って美味しそうに食べてたよね〜」なんて言える心の余裕が育児中のママに果たしてあるのだろうか…

まずは耳を開くことが大切

そのためには

叱られることの直前にやっていた行動を認めてあげる

大人にとってメリットも?!

子供が失敗したときに怒ってばっかりいると、子供のダメなところばかりが目につくようになります。

しかし叱る前に、子供がきちんとやっていた姿を大人が口に出すことによって「悪いところばかりじゃないな」と改めて認識することができます。

と、てぃ先生は言います。

確かに怒ってばかりいると、

  • うちの子供ってそんなにダメなのかな…
  • 私の育て方が悪かったのかな…

とどんどん自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。

よかったことを口にすることによって、

  • 子供は耳を開く
  • 大人は子供の良い部分を再認識できる

と両方にメリットがあるかもしれませんね。

我が子で試してみた

12歳の娘編

このやり方はさすがに小さい子にしか効果ないんじゃないかと半信半疑で試してみることに。

彼女がよく叱られるのは

物事を後回しにする件

いつも通りであれば

「さっき言ったけどまだやってないの?なんで何回も言わせるの?」

と、追い込みをかけ叱りますが、直前の行動を織り交ぜ、彼女の気持ちを汲んで試した結果、

「ゲームって楽しくてなかなかやめられないと思うけど、すぐやってもらえると助かるな〜」

と、わざとらしく言い寄ってみた発言にも関わらず、

「は〜い!どうしたのママ?私の気持ちわかってくれてるじゃん!」

と嬉しそう!

その前にこのわざとらしい母には突っ込まないんだ…(笑)

聞くと「気持ちをわかってくれて嬉しい」と彼女は言いました。

9歳の息子編

12歳の娘にも多少の効果はあったので、9歳の息子に効果がないわけがありません。

彼がよく叱られるのは

ゲーム中でも動画視聴中でも姿勢が悪い件

いつも通りであれば

「目が悪くなるからちゃんと座りなさいって言ってるでしょ?」

と言うものの、聞いてるんだか聞いてないんだか…。直前の行動を織り交ぜ、

「さっきはちゃんと座れてたから、目も悪くなるし、ちゃんと座り直してみよっか!」

と、いつもにはないわざとらしい優しい発言にも関わらず、

「は〜い!やっぱりソファやめて椅子に座るね!」

え!!! いつもは手応えないのに、今回はちゃんと聞いていた〜

私のわざとらしさが若干気になるものの、明らかな子供の反応の違いに、てぃ先生、驚いております、私。

叱る前に「認める」ことの大切さ

日常過ごしていると、ついつい叱りたくなる事件が頻発します。しかし子供の行動を見て、留めて、それを伝えるだけで

「親はわたし/ぼくに関心を持ってくれているんだ」

と自己肯定感がアップします。

親との信頼関係が育まれ、自然と子供を叱ることが減っていきます。

…あくまでもこれは ” そうなれば良いな〜 ” と言う理想の話。

イライラが多発する子育ての中で、感情をコントロールして

叱られることの直前にやっていた行動を認めてあげる

なんて至難の技。

子供の心をコーチングする前に、自分の心のコーチングじゃない?!なんて思います。

  • 心に余裕を持つ
  • そうしようと意識する

それだけでも、次のステップに進めるかもしれません。

いきなりは無理です。そしていつもは無理です。

でもやってみる価値は、

大いにアリです!

てぃ先生の動画を見て、子育て歴10年以上の私も改めて気づかされること、いっぱいです。

てぃ先生の動画はこちらから

Twitterもやっております!