子供をバイリンガルに育てたいと英語教育に力を入れている親御さんも増え、子どもの習い事アンケートでも近年上位に入る英会話スクール。
しかしただ英語が話せさえすればいい、学校の成績が上がればいいという時代ではもうありません。
その先にあるのは、将来グローバルに活躍してもらいたいという親御さんの願いだったりしませんか?
本記事では、
英語を話せる子供に育てたい親が覚えておきたい3つのことを紹介します。
特にこれから英語教育に力を入れたい方、子供への英語教育のモチベーションを上げたい方は是非ご覧ください。
世界で活躍するのにバイリンガルでなくてもよい
完璧なバイリンガルでなくとも、グローバルに活躍されている方はたくさんいます。
よく勘違いしがちなのが
英語が話せる=世界で活躍できる
と言うこと。
いくらバイリンガルだからといって、他に能力や魅力がなければ、それまでなのです。
昔は英語が話せると言う理由で企業が採用していた時代も確かにありました。
しかし世界は今、目まぐるしく変化しています。
英語が話せるというアドバンテージに、一昔前のような ” 特別感 ” はないのです。
英語は手段であり目的ではない
語学はその習得の難しさから、
話せるようになることをゴールに考える人が多い傾向にあります。
世界で英語を話すことができる人は
17.5億人
つまり
全人口の25%=世界の4人に1人
は英語を話せます。
そのうち、ネイティブはどのくらいいると思いますか?
たったの3.9億人
なんです。
これを踏まえると、ネイティブレベルまで語学を求める必要性があるのかということです。それには莫大な時間とコストがかかります。
ネイティブレベルというのはそういうことなのです。
幼い頃から英語に触れるというのはとてもいい環境です。
しかし維持するのには同じように莫大な時間とコスト、そして親御さんの気力労力が大きく左右してきます。
- ゴールは英語を話せるようになることではない
- 世界の英語を話す人の大半が非ネイティブだということ
ここは忘れないようにしたいですね。
世界は広いということ
この世界にはいろんな人がいて、いろんな文化があるということ
子供達が英語学習を始めるにあたり、私はこれを一番初めに教えました。
子供がなぜ英語を勉強するか分からないまま勉強して欲しくなかったからです。
小学生に
「なんで英語をやってるの?」
なんて質問をすると
「将来困らないようにするため!」
なんて大人っぽい答えが返ってきます。
大人である私たちも「将来子供が困らないようにするため。」と、この小学生と同じような回答の方がいらっしゃるかもしれません。
果たして、英語が話せないと将来困るんでしょうか?
困りません。
困らないような選択肢を選べば、英語なんて必要ないと思います。
しかし子供達に知って欲しいのは
- 自分たちだけが正解でない
- 世界にはどんなことがあるのか知ってみたいという興味
- 知らないことを知る喜び
日本だけで暮らしていると、自分たちの常識が正しいと思いがちです。
世界に一歩出ると、自分たちの常識が非常識だったりすることもあります。
幼い頃からそういった固定概念を持って欲しくない…
みんな違ってみんないいんです
” 他にもどんな違いがあるのか知ってみたい ” と興味の対象が世界へ広がること
これが1番大切なことではないでしょうか?
そして ” 知らなかったことを知る喜び ”
それを知るための手段として初めて『英語』が関わってくるのです。
その興味がアニメでもYouTubeでも、実際に外国の人と交流するでも
対象が世界に広がった瞬間に英語は切り離せないものとなります。
英語が話せなくても困らないという少ない選択肢を取るよりも
” 英語を理解することで興味の幅が広がり、増えた選択肢でワクワクする人生 ”
をお子さんには歩んで欲しいと思いませんか?
学習者であるお子さん本人が英語を学ぶ動機があるかどうか
それが重要だということです。
まとめ
- ” 英語が話せる=世界で活躍できる ” ではない。
- 完璧なバイリンガルを目指すよりも ” 効率化 ” を目指そう。
- 興味の対象を世界に向け、選択肢を増やそう
きっかけというプレゼントを渡せるのは、親である私たちなのです。
そのプレゼント次第できっと、お子さんは世界に羽ばたいてくれるはずです。