子供は怒るのではなく褒めて伸ばそう!
なんてよく言われますが、
毎日怒ってばっかりだし…
褒めることに慣れてないしなかなかできない…
どっちも無理~!!!!
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そんなママさんに朗報です!
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怒らない、褒めない育児
それがアドラー心理学で提唱される「勇気づけ」です。
今日は
- 褒めるという背景にあるデメリットと
- 勇気付けがもたらすメリット
をご紹介します。「勇気づけ」というアプローチによって、子育ての幅が広がると嬉しいです。
「褒める」ことのデメリット
もしこう答えたとしましょう。子供は褒められたことに嬉しくなります。
テストで100点を取る=いいこと
そんな価値観を持つようになります。それが習慣化すると、今度は100点ではない点数を取ることを恐れるようになります。100点を取れなかったら怒られてしまうのではないかと、不安にさえ襲われます。
100点という事実は素晴らしい結果であるはずなのに…
人は褒められることによって
「自分には能力がない」という信念を形成し始めてしまうのです!!
賞罰教育がもたらす縦の関係
褒めるのは悪いことではありません。何事も行き過ぎはよくありません。
- 怒られたくないから頑張る
- 褒められたいから頑張る
これは子供にありがちな行動の動機です。先程のテストが100点だった時のケースでは
- 100点じゃないと怒られるから頑張る
- 100点とって褒められたいから頑張る
これでは、子供は自分でない他人(親)のために頑張ってることになりませんか?それが目的になってしまうと、結局は親の価値観に合わせた生き方を選ぶことになります。
子供には自分で考えて主体的に生きてほしいと願っていたはずが、いつの間にか親の思うように進ませようと、子供の人生にがっつり介入してしまっています。
褒めるということは
「能力や地位が高い人が低い人へ下す評価」
いわゆる
「縦の関係」
をもたらすのです。
親は子供に無意識のうちにこの「縦の関係」を作り出しているのです。
横の関係に基づく勇気づけ
アドラー心理学では対人関係において、「横の関係」を築くべきだと提唱します。お互いに協調し協力し合える良好な対人関係(親子関係)を作っていくには、この横の関係が必要になります。
自分が他人と比較して「上」なのか「下」なのかという位置付けから一旦離れることです。
- 過去の自分と比べて前へ進んでいること
- 理想の自分と比べて前へ進んでいること
自分がより前に進めているかどうかにフォーカスすることです。
子供の思ったことに寄り添い、共感すること。それが縦ではない横の関係です。
アドラー心理学では、褒めるでも叱るでもない横の関係に基づく援助のことを
勇気づけ
と呼んでいます。
例えば、子供がお手伝いをしてくれたとします。それに対して
「えらいね、いい子ね!」
と褒めると、それは評価になり、縦の関係が築かれてしまいます。
「ありがとう、ママ助かるよ~!」
と伝えると、それは感謝の気持ちであり、評価ではありません。
これが子供の気持ちに寄り添うこと、すなわち横の関係であり、勇気づけの言葉なのです。
勇気付けのメリット
自分の行為が人の役に立つことで、自分の喜びになる
このことを子供の頃から多く体験すると、自分には価値があるんだという自己肯定感が養われます。
- ありのままの自分を受け入れてくれている
- どんなことがあっても味方でいてくれる
それを感じさせる言葉がけこそが勇気づけなのです。
勇気づけの具体的な例:
感謝を伝える「ありがとう」
喜びを伝える「嬉しい」
愛情を伝える「大好き」
これらは決して難しい言葉ではありません。普段使っている何気ない言葉ではないでしょうか。
意識して使うだけで、縦の関係から離れ、子供の気持ちに寄り添うことができるのです。
褒めるでもない、叱るでもない、勇気づけ。
今すぐにでも始められる勇気づけ。
試してみる価値、アリです。
そして、アドラー心理学の「嫌われる勇気」
この中には子育てに使えるポイントがたくさん載ってます。もちろんこの「勇気づけ」というアプローチに関しても、子育てに応用することができますね。
事あるごとに読んでいる愛読書です!まだ読んでない方はぜひ!